木造大日如来坐像は、妙楽寺の文化財です。妙楽寺は天台宗の古刹で嘉祥2年(849年)に慈覚大師により創建されたと伝えられます。多くの古仏像を所有しています。本尊の木造大日如来座像は平安末期(1190年)の秀作で国の重要指定文化財に指定されています。カヤ材の一本造りで座高が2.8mあります。県内の古彫刻坐像として最大なもので東日本でも最大級を誇ります。
普段は格子戸が閉まっており、この格子戸越しにしか見ることが出来ません。ご開帳は1年に1日だけとなっており、通常は2月の第1日曜日(要確認)に間近で見ることが出来ます。
坐像の姿は全体的にふくよかで流麗な「衣」は平安時代後期の中央様式を残しています。