江戸の鰹節問屋・丸屋宗閑(吉兵衛)の寄進という初代の駒込大観音は、元禄10年(1697年)造立の一丈六尺(5m/境内掲示には2丈6尺=約8m)の十一面観音像。
初代は金色(こんじき)に輝き「所謂大観音、一丈六尺と稱し、其御首や二階の窓戸より拝せらる」(『東京名所図会』)と、2階の窓から顔を拝むという設計だったようです。
2代目の大観音は御丈6m余でやはり金色に輝き、長谷寺の十一面観世音菩薩立像(日本最大級の木造観音立像)と同様に、錫杖を右手にしています。
木曽檜の寄木造りで彫刻され、金箔、金粉の極彩色に彩られています。
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駒込大観音
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