台座と坐像の高さ併せて5m超の大仏様。
境内に蒔いた大豆三粒が実った資金で建てられたと言う逸話に由来することから「大豆三粒の金仏」と呼ばれ、蓄財の信仰が厚い仏様のようです。
この大仏は、1735年に建立された歴史ある大仏である。
日本国内の大仏のほとんどは、戦争の時に銅鉄回収によって、溶かされてしまったのだ。
銅鉄回収とは、戦争時に日本が武器を作る為に鉄や銅を使うのだが、鉄資源が無い日本は、
鉄鉱石が戦争で輸入できなくなった状況でも、戦争を続ける為に、国内にある鉄類を回収して
溶かして武器にしたのだった。
そして、家庭や町から鉄や銅が無くなると、平和の象徴だった大仏や銅像も片っ端から
溶かして、人を殺す為の武器へと姿を変えていったのだ・・・。
その上で、この大仏は戦争の混乱を潜り抜け、今もこうして江戸時代の姿のまま、
ここに鎮座するというのは、貴重なことで、歴史を振り返り、悪きを繰り返さない為にも
いつまでも、この場所に座っていてほしいと願う限り
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宇都宮大仏(銅造虜遮那仏座像)
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