エンゼルス・大谷、右肘防具なくても１７０キロ弾丸ライナーで失策誘う

エンゼルス・大谷翔平投手（２４）が２日（日本時間３日）、敵地でのマリナーズ戦に３試合連続「３番・指名打者」で先発。８点リードで迎えた５回２死一、二塁の好機で、強烈なライナーを放って相手の失策を誘って出塁し、チャンスを広げた。

フルカウントからの６球目。投球前に、昨季１０月に手術を受けた右肘にしていたプロテクターが外れ、急きょ外した状態で打席に立った。２番手右腕・セッゼグの９５・５マイル（約１５３・７キロ）直球に反応。打球速度１０６マイル（約１７０・６キロ）の強烈なライナーを逆方向にはじき返すと、三塁手のグラブをはじいて（記録は三失）、出塁した。

３点リードの２回１死二、三塁の２打席目では、直前の２番を打つトラウトが申告敬遠。マリナーズベンチとバッテリーは「大谷勝負」を選択し、満塁のチャンスで大谷は打席に入ると、追加点となる右犠飛を放って２試合ぶりの打点を記録した。

１打席目は高めのカットボールに手が出て空振り三振。３打席目は７５・４マイル（約１２１・３キロ）のカーブに反応したが左飛に倒れた。