お台場に最初設置された自由の女神像は、「日本におけるフランス年」を記念し1998年4月29日〜1999年5月9日の間設置されました。
この時の像は、1889年フランス・パリ市セーヌ川のシーニュ島に作られた本家「自由の女神像」が、設置から109年目にして初めてパリを離れ、はるばる海を渡ってお台場海浜公園に設置されました。
記念公開後フランスに帰る予定の自由の女神像でしたが、レインボーブリッジを背景にお台場に立つ優美な姿は日仏友好のシンボルとして多くの人々に愛され、像のフランスへの帰国が近づくにつれ、お台場にも新たな像の建設を望む声が強まりました。
そうした背景のもと、オリジナル像からの完全復刻像製作案が立ち上がり、オリジナル像所有者であるパリ市に申請。日本におけるフランス年実行委員会、駐日フランス大使館の協力を得て、1999年3月パリ市からの正式許可を受け、フランスに帰った「自由の女神像」から型を取ったレプリカ制作が開始されました。
そして2000年12月22日、お台場の自由の女神像が序幕されました。
ニューヨークの自由の女神像は1886年フランス政府から、アメリカ独立100周年を記念して送られたものであり、パリの自由の女神はそのお返しとしてフランス革命100周年を記念して、パリに住むアメリカ人達から寄贈されたものです。
国と国の親善のために作られ贈られてきたニューヨーク、パリ、そしてお台場の自由の女神達。日仏友好の象徴としてパリの像から型取られたお台場の自由の女神像は、ある意味本物と言って良いのかもしれません。
自由の女神は11.5m。台座を含めても17.4m
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自由の女神[お台場]
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