東海や関東甲信は台風19号に伴う大雨により川の水位が急激に上昇しています。12日夜にかけて広い範囲で滝のような非常に激しい雨が降るでしょう。風のピークは夕方から夜です。
すでに記録的な雨量を観測
きょう12日、台風19号の影響で東海や関東甲信地方では正午までの24時間降水量が500ミリを超えた所もあるなど、記録的な大雨となっています。1時間に30ミリを超えるような激しい雨が、広い範囲で断続的に降っており、あちらこちらの川で水かさが急激に上がっています。SNSでは、今にも溢れそうなほど水位が上昇している様子が多数報告されています。
夜まで断続的に激しい雨 猛烈な雨も
東海は夕方から夜に台風本体のさらに活発な雨雲がかかるでしょう。関東甲信は台風の中心が近づくにつれて風が強まるため、午後は風がぶつかる南東側に開いた山沿いを中心に発達した雨雲がかかります。断続的に雨が降り、平野部も含めた広い範囲で滝のような非常に激しい雨が降るでしょう。局地的には1時間に90ミリ以上の、息苦しくなるほどの猛烈な雨が降る恐れがあります。広範囲での雨のピークは夜9時頃にかけてで、西から雨は徐々に弱まってきますが、川の水かさは雨がやんだあとにさらに上昇することがあります。川には決して近づかないようにしてください。
風のピークはこれから
午前11時には東海地方が台風の暴風域に入っており、関東地方も沿岸部の一部が暴風域に入りはじめました。風のピークは、東海は夕方、関東甲信は夜です。経験したことのないような暴風が吹き荒れる恐れがあります。東海は今夜遅くにかけて、関東甲信はあす13日明け方にかけて暴風に厳重な警戒が必要です。