一時は2分差をつける独走も…「暑さが影響か」に「はい」
マラソングランドチャンピオンシップ(MGC・明治神宮外苑発着)が15日に行われ、30人が出場した男子は中村匠吾(富士通)が2時間11分28秒で1位となり、東京五輪代表に内定した。2位の服部勇馬も内定。日本記録保持者の大迫傑は終盤で競り負け、3位となった。残り1枠は今後3つの対象大会で争われる。
レースを盛り上げたのは、前日本記録保持者の設楽悠太だった。スタート直後から飛び出し、戦前の宣言通りに大逃げを打った。最大2分以上の差をつけたが、徐々に失速。上りに突入した36キロ付近で2位集団に飲み込まれると、集団に付くこともできずに離された。結局、2時間16分9秒で14位に終わった。
度胸満点のレースについて「やるしかないと思っていた」と振り返った設楽。25キロ付近から、きつさを感じたという。原因について「暑さが影響か」と問われると「はい」と認めた。一発勝負の難しさについては「特に。いつも通りやれればいい」と語ったが、想定外だったのは暑さと聞かれ、こちらも「はい」と語った。今後については「一日休んで相談したい」と話した。