ソフトバンクの工藤監督が宙を舞った。23日に東京ドームで行われたプロ野球の「SMBC日本シリーズ2019」第4戦で、パ・リーグ2位でクライマックスリーズ(CS)を突破し、今シリーズも王手をかけていたソフトバンクが巨人を4―3で降した。無傷の4勝で3年連続10回目の日本一に輝いた。
ソフトバンクが3連覇を成し遂げたのは初めてで、4戦全勝での決着は2005年にロッテが阪神を破って以来、史上6度目。13年の楽天から7年連続でパの球団が日本シリーズを制した。
また、05年に親会社がソフトバンクとなって以降、日本シリーズで11年に中日、14年に阪神、15年にヤクルト、17年にDeNA、18年に広島を破っており、今年の巨人でセ・リーグ全6球団に勝利となった。
セを5年ぶりに制した巨人は6年ぶりに日本シリーズに進出したが、7年ぶり23回目の日本一を逃した。
○ソフトバンク4―3巨人●(23日・東京ドーム)=日本シリーズ第4戦
ソフトバンクは四回にグラシアルが先制3ラン。七回は巨人内野陣の2失策に乗じて1点を加えた。先発の和田が5回1安打無失点と好投した。巨人は六回に岡本の2ラン、七回に丸の適時二塁打で反撃したものの好機を生かしきれず、菅野の力投も実らなかった。
ソフトバンク・工藤監督 巨人も強く、勝ったのは本当に少しの差。プレッシャーの中、選手がよく点を取り、守ってくれた。CSファーストステージの最初で負けた後は10連勝。こんなに幸せ者(の監督)はいない。